みなさんこんにちは!
今回は、大手広告会社の「電通」「博報堂」の2社をピックアップして面接対策をご紹介します!
この2社は非常に人気が高く、毎年倍率が高いことで知られています。
入社をするためには、この2社の違いをしっかりと把握して面接に臨む必要があります!電通、博報堂の面接を控えている学生は、ぜひ参考にしてみてください〜!
目次
まずは2つの社風を比較!

面接を突破するには、電通、博報堂それぞれの社風を知っておく必要があります!
今回は2つの会社の社風を比較して、会社の特徴を紐解いていきたいと思います!
体育会系の電通とクリエイティブ重視の博報堂
電通の社風は、体育会系で熱量が多いことで有名です!
上下関係を重んじる傾向があり、ルールやマナーに厳しいという特徴があります。
自分で仕事を見つけ、自分で仕事を行う風潮があるため、やりがいや達成感を多く感じている社員も多いといいます。
しかし、仕事量が多いことから「労働基準法違反となり社会的批判を受けている」という一面もあります。
私には電通で働いている友人がいるのですが、「残業は毎日あるけど、やりがいがあるから続けられる」という話を聞きました!
一方博報堂の社風は、自由でクリエイティブ性を重視しているという特徴があります。
「体育会系の電通」「紳士の博報堂」と称されていたこともあり、誠実で丁寧な雰囲気を売りにしています。
上下関係は特に厳しいことはなく、社員同士で友好なコニュニケーションが取りやすいと言われています。
「量で勝負」の電通と、「ベストな案で勝負」の博報堂
電通と博報堂の違いを示す言葉があります。
「勝利至上主義の電通と、クライアントファーストな博報堂」
この言葉は競合プレゼンにおける「電通」と「博報堂」のスタイルの違いを表しています。
電通は「数で勝つ」という考えの下いくつもの選択肢を持ち、複数案をプレゼンするのに対し、博報堂は考え抜いた結果、「クライアントにとってベストだと判断した1つの案を用意する」というスタイルの違いがあります。
とにかく勝つことに一直線である電通に対して、クライアントを第一に考えるという社風の違いがわかりますね!
次は、それぞれの会社の選考ポイントや面接でよくある質問をご紹介します!
電通の選考ポイント

電通の面接では学生のどんなところを見ているのでしょうか。
電通の選考ポイントを見ていきましょう!
高いコミュニケーション能力
電通では、「人を楽しませることができる」高いコミュニケーション能力が求められます。
内定者の多くが「面白い人間か」「人を楽しませられるか」「堂々と振る舞えるか」などが重視されていたと語っており、これらを判断する基準がコミュニケーション能力だと考えられるからです。
電通は入社して「バリバリ営業できる人材」を求めているため、営業としてやっていくことができるかという部分を重視されていると言われています。
電通の面接でコミュニケーション能力をアピールするポイントは、「端的に、話を面白く伝えること」です!
「面白く伝える」というのは、面白いエピソードがあることが1番ですが、エピソードが普通であっても、「相手を楽しませられるような話し方」をすることが「電通の求めるコミュニケーション能力」をアピールするポイントです!
自分の周りにいる話上手な友人にアドバイスを貰うのもいいかもしれませんね!
ストレスに耐えることができる耐久性
電通では、忙しさに耐えることができる耐久性も選考のポイントです!
面接では「仕事は忙しいが大丈夫か」といった質問が多く、ストレス耐性のある学生を採用したいという意図が推測できます。
ストレス耐性をアピールするには、大変な環境でも頑張り、困難を乗り越えたエピソードが有効です!課外活動やアルバイトなどの経験で、自分自身の精神力や体力をアピールしましょう!
電通の面接でよくある質問

次からは、電通の面接でよくある質問をご紹介します!
学生時代の経験に関する質問
・自己紹介 ・これまでの学生生活や研究について教えてください ・学生時代に頑張ったことを教えてください ・それをなぜ頑張ることができましたか ・困難はありましたか。またその際の工夫と理由について教えてください ・あなたの経験は電通でどう役立つと思いますか ・ゼミや研究室での研究について教えてください ・ゼミや研究室の人たちはどのような業界を志していますか。また、内定はもらっていますか |
学生時代の経験についての質問では、
(1)経験そのもの、(2)動機、(3)何を学んだか、(4)それをどのように活かせるのか、という4つの視点から評価されています。
電通の面接ではリーダーシップを発揮したエピソードや、何か成績を残したエピソードを話すと好印象をもらうことができます。
「電通でどのように役に立つか」という質問には、「電通で成し遂げたいこと」に紐付けて回答すると、より説得力を持たせることができます!
あなた自身に関する質問
・これまでにワクワクした経験や楽しいと思えることについて教えてください ・ストレスがたまったらどのように発散しますか ・誰かに怒られた経験はありますか ・どれだけ考えてもアイディアがでなかったらどうしますか ・今まで嫌な仕事を押しつけられた経験はありますか ・苦手な人と、苦手な事柄と、その対策法について教えてください ・挫折感を味わった経験はありますか |
「あなた自身に関する質問」では、あなたの「ストレス耐性」をみる質問を多くされます。
電通は、新しいことを短期間で仕上げるという仕事の風潮があるので、仕事量が非常に多くなることが考えられます。
そのため、ストレス下でも力を発揮することができるか、困難に対して乗り越える力があるかなどを見られています。
これらの質問の回答では、ストレスがかかる環境や、困難な状況を乗り越えることができたエピソードを具体的に話すと効果的です。
志望動機に関する質問
・志望動機を教えてください ・なぜ電通なのですか ・広告に興味をもったきっかけを教えてください ・OB訪問の有無と人数を教えてください ・OB訪問で印象に残ったエピソードについて教えてください ・入社してからやりたい仕事を具体的に教えてください ・どの部署にいきたいと考えていますか ・やりたい仕事ができない場合もありますが、耐えられますか。またその理由も教えてください。 ・広告でどんなことがしたいですか |
「志望動機」に関する質問では、「電通を軸にした質問」と「広告を軸にした質問」の2つの分類することができます。
電通を軸にした質問では、
- 成し遂げたいこと
- 電通に入りたいと思うきっかけとなった出来事
- 企業選びのポイント
- 他の企業じゃだめな理由
- 具体的に取り組みたい仕事
- 他の業界じゃだめな理由
この6つのポイントを意識して伝えることができれば大丈夫です!
広告を軸にした質問では、広告に対する自身の価値観が、電通の価値観とズレがないように回答するように意識しましょう!
博報堂の選考ポイント

続いて、博報堂の選考ポイントについてご紹介します!
電通ではなく博報堂にいきたい必然的な志望動機か
博報堂は業界2位であるがゆえに、電通や他業界に一定数の人材を奪われています。そのため、選考では「なぜ広告か、なぜ博報堂か」の理由に必然性が求められます。また、この質問は一次面接から最終面接まで聞かれることが多いです。
冒頭でもお話しましたが、電通と博報堂はまったく別の社風を掲げているため、電通にはない考えに共感した部分を志望動機に織り交ぜると、回答に説得力がでます!
自分だけの特徴があるか
博報堂では、求める人物像を「粒ぞろいより粒違い」という言葉を使って表現しています。つまり、他の人とは異なる自分自身の考えやキャラクターを持っている人です。
そして、会社の中で異なる意見がぶつかることで、これまでにない新しいアイディアが出来上がっていくのが理想的と考えています。
博報堂には電通よりも優秀なクリエイターが多く、アイディア勝負の傾向が強く見られます。
「将来、こんなことが求められるのではないか」ということを敏感に感じ取ることができる「柔軟性のある学生」を求めているため、自身の柔軟性をアピールすることができるエピソードがあれば、積極的にアピールしていきましょう!
博報堂の面接でよくある質問

次は博報堂の面接でよくある質問をご紹介します!
学生時代に関する質問
・自己紹介 ・学生時代に頑張ったこと |
博報堂では、主にESに関する質問が深掘りされます。
自己紹介では、あなたがどのようなことに力を注ぎ、どのような価値観を持っているのかを簡潔に伝えましょう!
ここでは、あなた自身のことを知りたいだけなので、質問には長々と答えず、簡潔に答えることを心がけましょう!
あなた自身に関する質問
・自分自身の性格について教えてください ・どのような友人がいるか教えてください ・どのような広告がすきですか ・最近いつ泣きましたか ・嫌いな人がいれば教えてください ・みんなからなんて呼ばれているか教えてください |
これらの質問では、自己分析だけではなく他己分析も取り入れながら、自分は集団でどのように認識されていて、どのような役割だったのかを把握し客観的に説明できるように準備しておきましょう!
志望動機に関する質問
・志望動機 ・博報堂と博報堂DYメディアパートナーズの志望順位について教えてください ・入社後の仕事の具体的なイメージを教えてください ・広告業界の今後をどう考えていますか ・選考状況について教えてください ・OB訪問はどのくらいしましたか |
博報堂では、志望動機についてかなり鋭く質問される傾向にあります。
志望動機や入社後の仕事のイメージなどは、博報堂を選ぶ理由を自身の経験などを用いて具体的に説明できると効果的です。
「広告業界の今後をどう考えていますか」という質問は、博報堂というネームバーリューではなく、そもそも広告業界への志望度が高いかどうか問われています!
ここは業界研究が大事になってくる部分なので、面接を受ける前にしっかりと業界について理解してから面接に臨みましょう!
まとめ

今回は、大手広告会社「電通」と「博報堂」の面接対策についてご紹介しました! どちらも毎年倍率が高く入社するのが困難な会社ですが、2つの会社は全く異なるカラーを持っています。
「なぜ自分は電通がいいのか」「なぜ博報堂で働きたいのか」というのはどちらも共通して聞かれる質問です!
企業研究をしっかりと行って、それぞれの会社の特徴などをしっかりと理解した上で「働きたい理由」を具体的に話せるように準備しましょう!
興味のある方は、広告業界と同様毎年倍率の高い「損害保険業界」の記事も見てみてください〜!