札幌在住の24歳。金融機関で3年働き、WEBマーケティング会社に転職しました。新しいことを学ぶのは楽しいな〜と実感している今日この頃です。就活生に寄り添った、少しでも為になる記事を書いていきたいと思います!
みなさんこんにちは〜!
今回は超人気職、CA(キャビンアテンダント)の面接対策についてご紹介します!
CAといえば航空系の中でもかなり倍率が高く、内定をもらうのは狭き門というイメージですよね!
その中でも、やはり2大人気企業は全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)です!
CAの面接は他の会社とは違って少し特殊で、エアラインスクールでしっかり対策してくる学生もいれば、何の準備もしないでありのままで受かる学生もいます。
「面接官は一体どこを見ているのか」「選考の基準はなんなのか」
そんな疑問に答えながら、今回はANAとJALにフォーカスを当ててCAになるための面接対策を伝授したいと思います!
CAや航空系を目指している方はぜひ参考にしてください〜!
目次
面接官はどこをみている?

CAって、美人な人が多いイメージありませんか?
「ぶっちゃけ見た目がいい人が受かるんじゃない?」と思っている方もいるかもしれません。
結論を言うと、「見た目はとても重要」です!
でも、「それは美人な人、スタイルがいい人」が必ず合格するということではありません!
なぜ見た目が重要なの?
CAの面接では、「第一印象」を重要視されています!
元CAの方の話によると、入社してからもずっと言われ続ける言葉は「人との関係を築く上で第一印象が最も大事」ということです。
心理学の「初頭効果」と言われるもので、最初に抱いた印象は最後まで続き、人の意思決定を大きく左右する要因になるんだそうです。
AさんとBさんの性格を例に見てみましょう。
<Aさん>
知的、勤勉、頑固、悲観的、批判的、嫉妬深い |
<Bさん>
嫉妬深い、批判的、悲観的、頑固、勤勉、知的 |
AさんとBさん、どちらが好ましいと思いますか?
実はこれ、初頭効果を最初に提唱してポーランドの心理学者が行なった実験で、ただ同じ形容詞を使い、並び順を変えただけなんです。
実験では、Aさんにポジティブなイメージを抱き、Bさんにはネガティブな印象を抱く人が多かったみたいです。(Bさんも知的で勤勉なのに…)
つまり、「人は見た目で判断してはいけない」と言いつつ、最初に持った印象で色々と決めてしまうのが「人間」なのです!
最初の印象さえよければ、あとからちょっとミスをしても「緊張してるんだな」と思ってもらえますが、最初の印象が悪ければそのあとにどんなに笑顔でいいことを言っても覆すことは難しいのです!
CAの面接を受ける際は第一印象を良くするポイントもしっかりと研究して面接に臨みましょう!
英語力は必要?

CAの募集には必ずと言っていいほど「TOEIC〇〇点以上必要」という記載があります。
ANAとJALは共に600点以上必要という記載があります。
TOEICの点数は書類審査でも確認されるので、CAを目指している方は余裕をもって早めに準備することをおすすめします!
ANA・JAL比較!それぞれの特徴を把握して対策しよう!
次からは、JALとANAを比較した面接対策をご紹介します。
どちらも例年かなりの倍率なので、しっかりと企業別で対策をしましょう!
JALの社風は「バランスの取れた会社」

JALはANAと比較して「バランスが良い」という社風の特徴をもっています。
ANAは前身が民間のヘリコプター企業だったのに対し、JALは国営企業から発足したという違いが影響しています。
ANAはJALに「追い抜け、追い越せ」を合言葉にしていた歴史があるのでJALは「真面目で少し堅く、バランスの取れた優等生タイプが多い」のに対しANAは「世界中どこでも生き残れそうなパワフルな人が多い」と言われています。
自分はどちらの会社に向いているのか、しっかりと自己分析と企業研究をして見極めましょう!
JALの選考ポイント2つ

JALの選考でみられているポイント2つは、「協調性」と「リーダーシップ」です!
では、それぞれ詳しくみていきましょう。
人のため、チームのために頑張れる精神はあるか
最高のサービスを提供することを企業理念に掲げるJALは「顧客のために全力で尽くせる人材」を求めています!
学生時代に頑張ったエピソードでは「所属する組織が好きで、周りの期待以上の成果を出そうと努力し、それを実現したこと」まで話すことができると、まさにJALが求めている「協調性のある学生」であるとアピールすることができます!
周りの人を活躍させることができるリーダーシップ
JALは「リーダーシップ」といってもみんなを引っ張る人材ではなく、「みんなを活躍させることができる人材」を求めています。
JALのグループ面接では「発言していない時も、うなずくなどして話している人が話しやすい空気を作れる人」が通過できると言われています。
また、学生時代に頑張ったエピソードでは、「チームのみんなに役割を与えて成果に貢献した」などの経験をアピールすることで、入社後も活躍してくれそうなリーダーシップを伝えられます!
リーダー性をみられる一次面接
次からはJALの面接についてご紹介します!
JALの一次面接は所要時間20分程度のグループ面接です。面接官2人に対し、学生3人でESにそって質問されます。そのため、面接の前にESをしっかり見返して、どんな質問をされても答えられるようにする必要があります!
<質問内容>
|
リーダーシップが求められるJALでは「過去の経験からリーダーシップを示す」「チームの調整役を担った」などの経験をアピールしましょう!
失敗談を深掘りされる二次面接
JALの二次面接は所要時間20分程度の個人面接です。面接官1人に対し、学生1人の形式で進みます。
<質問内容>
|
このように、一次面接と重複する内容の質問もありますが、二次面接では特に「失敗談」にフォーカスを当てて質問されます。
失敗談では「起承転結」を意識しましょう!
「なぜ起こったか」「何をしたか」「どうなったか」「そこから何を学んだのか」を伝えることが重要です!
これにより、面接官は学生が困難に打ち勝った経験をより詳しく把握することができ、的確に人柄を評価することができます!
二次面接では困難に直面し、打ち勝つ強さと共に、物事を理論的に話すことができる能力もアピールしていきましょう!
逆質問についてはこちらの記事を参考にしてください♪
最終面接は志望度の高さをアピール!

最終面接では、所要時間20分程度の個人面接です。面接官2人に対して学生1人で、「意思確認」ではなく「がっつり落とされる最終面接」であることを覚えておきましょう!
<質問内容>
|
最終面接では「志望度の高さ」をみられています。
一次、二次面接では聞かれない傾向にあった「志望動機」について最終面接で聞かれるので、しっかりと企業研究をして「どうしてもこの会社に入りたい!」という意思を伝えましょう!
ANAの社風は「パワフルで挑戦的」

次はANAの面接対策についてご紹介します!
ANAはJALと比較して「パワフルで挑戦的な社風」といえます。
また、JALは育成制度が充実しており、様々な必須スキルを計画的に育成できるような研修、教育プログラムなども組まれています。
ANAの育成プログラムは社会でも高く評価されており、「仕事も人間関係もうまくいくANAの気づかい」「どんな問題も『チーム』で解決するANAの口ぐせ」などの著書が出版されるほど、ビジネス界でも注目されています。
ANAの選考ポイントは「個性」

ANAは「動物園のような採用」を目指し、他の学生にはない魅力のある学生を求めています。
ANAの人事の方は「1つのことをやり遂げた人には魅力がある。色々な動物が集まっている動物園がお客様にとって魅力的なように、私たちも色々な人材が集まって、外から見て魅力的だと思われなければ航空会社としてお客様にはご利用いただけません」と語ります。
このようにANAは個性を大切にする会社なので、面接では自分のエピソードを肉付けし、具体的に伝えることを意識しましょう!
他の学生にはできないような経験をした学生は、そのエピソードに自信を持って話しましょう!
一人ひとりの個性を重視する一次面接
次からはANAの面接についてご紹介します。
ANAの一次面接では、例年グループ面接が実施されていましたが、2019年から個人面接に変わり、より個人をみる採用形式に変化しました。
<質問内容>
|
パワフルな社風のANAの面接では「学生時代に頑張ったこと」では困難な状況を打破した経験を語り、メンタル面での強さをアピールしましょう!
フランクな会話で進む二次面接
ANAの二次面接の雰囲気は、「面接というより会話のようなフランクさ」と言われています。
社員の方も「この職場にいて楽しく話せるか見ている」と語っているので、面接では緊張からカチカチにならず、雑談がきたら雑談で返し、フランクな雰囲気に合わせましょう!
<質問内容>
|
「なぜ航空か」「なぜANAか」という質問は業界研究、企業研究が必須になる質問です。
この質問で言葉に詰まってしまうと「志望度が低いのかな」と思われてしまいますので、しっかりと面接官を納得させることができる回答を準備しておきましょう!
約3割は落ちる!?最終面接!

聞かれる質問は一次面接とさほど変わりませんが、最終面接では終始無表情の面接官もいるほど「厳しい雰囲気」だと言われています。
また、「3割の学生は最終面接で落ちているのではないか」と噂されるほど倍率が高い選考となっています。
<質問内容>
|
実は私の大学時代の友人がANAの最終面接を受けた際に、面接官が怖すぎて手応えがなく、落ち込んでいたのを覚えています。
しかしその友人は無事にANAから内定をいただきました!
このように、面接官が無愛想だからと「自分に関心を持ってもらえなかった…」と落ち込む必要はなく、自分をしっかりアピールすることができれば大丈夫です!
先ほどもお話したように、ANAでは他の学生に埋もれない「個性」を大切にしているため、最終面接では特に自分の個性をアピールする必要があります!
そのためにも、準備したエピソードにはすべて具体的に説明できるようにしましょう!
自分にしかできない経験を話すと、面接官の記憶にも残りやすくなりますよ!
まとめ

今回はJALとANAにフォーカスを当てて「CAの面接対策」についてご紹介しました!
この2社は社風も求めている人材も違うので、しっかりと企業研究をして自分に合う会社を選ぶことも大切です!
また、CAを目指している学生はJALとANAを並行して受けている学生が多いので、「なぜJALか」「なぜANAか」という質問にはしっかりと答えられるように対策しておきましょう!
面接では様々な質問をされますが、やはり第一印象によって面接官が続く質問を聞く姿勢も変わってくるので、業界にふさわしい髪型、メイクを研究して、良い第一印象を与えることを意識しましょう!
倍率の高い業界ですが、しっかりと面接対策をして内定ゲットを目指しましょう〜!
面接にふさわしい髪型についてはこちらの記事を参考にしてください〜!