
札幌在住の23歳。大学を卒業して、WEBマーケティング会社に入社しました。主に、ライティングとSNS運用をしています。キャリティブでは、私が就活中に体験したことや、日常の出来事などを小ネタに記事を書いています!
就活生のみなさん、こんにちは!百貨店といえば、華やかなイメージがあって憧れの職業ですよね!
百貨店には、「高級」「接客が丁寧」というイメージがあり「面接の難易度も高いのでは?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか?
百貨店は、衣食住に関する商品を揃え、商品を販売している大型店のことをいいます。札幌でいえば、大丸や東急、三越などがあげられます。
そこで、今回は札幌にある百貨店、3店舗の面接対策をご紹介します!
目次
面接対策チェックリスト

そもそも「面接対策ってなにからはじめたらいいんだろう…」と悩んでいる就活生もいるのではないでしょうか?
面接対策に必要なチェックリストを用意しました。「もう面接対策に必要なことはチェック済!」という方は飛ばしてOKです!
✔業界研究・企業研究
業界研究や企業研究は、面接で求められる志望動機や質問で重要となる情報です。
たとえば、志望動機で「百貨店の中でも、なぜその百貨店を志望するのか」明確な理由を説明することができなければ、説得力のある志望動機になりません。
また、質問では「企業研究で行ったことを教えてください。」と聞かれることがあります。面接で聞かれても答えることができるように、情報を調べておきましょう。
✔マナー・身だしなみ
マナーや身だしなみは社会人に求める基本的なスキルです。
たとえば、気になっている男の子とごはんに行ったときに、店員さんに対しての態度が威圧的だったり、服が汚かったりすると冷めませんか?
面接で、どんなに質問の受け答えが良かったとしても、マナーや身だしなみがしっかりとできていなければ不採用になりかねません。
もしも、面接でマナーや身だしなみを重視していなかったら、書類選考だけで完結できちゃいますよね。笑
それだけ面接のマナーと身だしなみは大事なので、こちらの記事でチェックしておきましょう!
✔よくある質問
面接では、「自己紹介や自己PR」「志望動機」「スキルなどを測る質問」「逆質問」などを聞かれます。
業界ならではの質問や、選考が進むにつれて難しい質問を聞かれることがあるので前もってチェックしておきましょう。百貨店のよくある質問は、のちほど紹介します。
【業界研究】百貨店とは?

百貨店とは、小売業の1種で商業施設です。商業施設といえば、デパートやショッピングセンターという言葉を耳にすると思います。
デパートは百貨店を英語表記にしたものなので、同じ意味合いですが、百貨店とショッピングセンターは別物でそれぞれ定義があります。
まず、百貨店の定義は「経済産業省が実施する商業統計調査の基準」で以下のように定められています。
衣・食・住の商品群の販売額がいずれも10%以上70%未満の範囲内にあると同時に、従業者が常時50人以上おり、かつ売り場面積の50%以上において対面販売を行う業態 |
また、商業統計調査の基準とは別に「百貨店協会に加盟している」ということが定義とされています。
百貨店協会に加盟していれば、「全国百貨店共通商品券」を使用することができます。

もしも、ショッピングセンターが商業統計調査の基準を満たしていても、百貨店協会に加盟していなければ、「全国百貨店共通商品券」を使用することができません。
たとえば、札幌市内にあるJRタワーやパルコは百貨店協会に加盟していないため、「百貨店ではない」「全国百貨店共通商品券を使用できない」ということです。
そして、ショッピングセンターにも定義があり以下のように定められています。
一つの単位として計画、開発、所有、管理運営される商業・サービス施設の集合体で、駐車場を備えるものをいう。その立地、規模、構成に応じて、選択の多様性、利便性、快適性、娯楽性等を提供するなど、生活者ニーズに応えるコミュニ ティ施設として都市機能の一翼を担うものである。 |
さらに定義とは別に「*SC取扱い基準」という基準があります。
*「SC」とはショッピングセンターの略です。
SCは、ディベロッパーにより計画、開発されるものであり、次の条件を備えることを必要とする。 ①小売業の店舗面積は、1,500㎡ 以上であること。 |
出典:SCの定義
これらの条件だけをみると、百貨店にあてはまる条件のようにみえますが、「ディベロッパーにより計画、開発されるもの」ということが前提としています。
ちなみに、SCでいうディベロッパーとは不動産ディベロッパー(不動産開発業者)のことを言います。
百貨店業界の職種

百貨店はモノを仕入れて顧客に売る施設のため、百貨店にはさまざまな職種があります。
それぞれの職種でどのような仕事をしているかみていきましょう。
・バイヤー
バイヤーは主に、商品の買い付けをします。季節や流行を先取りして、新しい商品を仕入れるのが仕事です。
ほかにも、新しいブランドを見つけて、新規の買い付け先を開拓するのもバイヤーの仕事です。トレンドやセンスを問われる仕事といえます。
・販売
販売は、百貨店に行くとよくみる店員さんの仕事です。店頭に立ち、お客様へ商品の説明や提案をしたりします。
商品の在庫管理や発注、百貨店オリジナルのクレジットカードの勧誘をすることがあります。
・営業

百貨店の営業職には2種類あります。まず、1つめは内勤営業です。内勤営業は、販売職と同じなのではないかと思われがちですが、これらは別物です。
販売職は1つのブランドを担当するのに対し、内勤営業はブランドに固執せずさまざまな商品を取り扱います。
たとえば、お歳暮やお中元などの季節にお客様のもとへ電話をしたり、カタログなどを送ります。
インターネットからの注文なども担当するため、幅広い知識が必要となります。
そして、2つ目は外商営業です。外商営業は、お客様のところへ出向き、商品やサービスを販売します。
個人顧客を対象とした「顧客外商」、法人や団体を対象とした「法人外商」があります。顧客外商は、毎年一定の金額以上の買い物されるお客様。いわゆるお得意様へ商品の販売を行います。
法人外商は、企業の記念品や制服などを販売します。
【企業研究】大丸・東急・三越の3社の各企業が求める人材とは?

大丸
大丸が求める人材像は以下の3つです。
・「好き」をエネルギーに変えられる人 ・主体性とクリエイティビティを発揮できる人 ・経験から学び、自分の成長にいかせる人 |
東急
東急が求める人材像は以下の3つです。
・新しいことにチャレンジするとともに、新しい小売業確立へ向けた創造性、 革新力のある人材 ・お客様の様々な要望を高いレベルで整理・認識し、 業務プロセスを通じて要望に応えることができる人材 ・目標達成に導く協働力と人材活用力を有する人材 |
三越
三越が求める人物像は以下のとおりです。
「お客さまに、これまでにない感動レベルのおもてなしをご提供したい」 これが、私たち札幌丸井三越の想いです。 北海道で最も歴史のある百貨店として、
そして、この先も「なくてはならない存在」であり続けるために必要とされるもの、
自ら考え、行動し、失敗から学び、また挑戦し、 |
百貨店の面接でよくある質問

1.「若者をターゲットにするには、今の店舗のどこを変えるべきだと思いますか?」
2.「百貨店が生き残るためにどのような戦略が必要だとお考えですか?」
3.「あなたが当社について知っていることをいくつか挙げてください。」
4.「百貨店の営業時間について思うところを述べてください。」
5.「好きなブランドを1つ挙げ、宣伝してください。」
6.「百貨店を受けることについて周りの人はどのように言っていますか?」
7.「20代向けの企画を立ててください。」
8.「あなたは百貨店で何を購入しますか?」
9.「あなたが新しいブランドを買い付けるとしたらどのようなブランドにしますか?(存在していなくても結構です)」
10.「百貨店業界はどのように向かっていくと思いますか?」
大丸

1.「あなたが学生時代に力を入れてやり遂げたこと、そのことであなたが成長したと思えることを教えてください。」
2.「なぜ百貨店を志望するのですか?」
3.「今日のファッションポイントを教えてください。」
4.「他に受けている企業はありますか?」
5.「弊社のどこに魅力を感じていますか?」
東急

1.「学生時代に頑張ったことの中で最も苦労したことについて教えてください。」
2.「3つのジャンルを達成するために何をしますか?選んだ一つとその方法を教えてください。
3.「 入社後は自宅から通うつもりですか、それとも一人暮らしをしますか?」
4.「東急百貨店にどのようなイメージをお持ちですか?」
5.「今後求められる百貨店像についてあなたの考えをお聞かせください。」
三越

1.「企業研究で行ったことを教えてください。」
2.「あなたが好きな三越の企画を教えてください。」
3.「リーダーに必要な要素は何だとお考えですか?」
4.「普段どんなところへ買い物に行きますか?」
5.「あなたは他人が落ち込んでいる時どのように対応しますか?」
まとめ

百貨店の面接では、コミュニケーション能力や身だしなみ、マナーなどが重要視されます。
面接中の態度が「お客様へ対する態度」と見られることもあるので、自分がどのような面接態度なのか一度確認しましょう。
また、面接の最後には高確率で逆質問を求められます。逆質問を求められた時に答えられるようにチェックしておきましょう!