就活生の皆さん、こんにちは! 最近はWeb面接が増えてきていますが、対人面接を行なっている会社もまだ沢山ありますよね。
対人面接はほとんどの場合、就活生が会社まで足を運ばないといけません。
面接を通過するため、しっかりと対策をしてから面接に臨む人がほとんどだと思いますが、見落とされがちなのが受付でのマナーです!
「面接官の前でだけしっかりしておけば大丈夫!」なんてことはないんです! 自分の気付けずに「受付のマナーが原因で選考を落とされた…」ということにならないよう、今のうちに正しいマナーを身に付けましょう!
目次
マナーは受付から見られている
実際のところ、「本当に受付でのマナーが選考に影響するの?」と疑問に思っている人も多いかもしれません。
もし面接のマナーを怠るとどのように選考結果に影響が出てしまうのでしょうか?
受付が担当者に態度の悪さを報告
就活生の受付での態度があまりにも酷かった場合、受付が採用担当者に報告することもあるそうです。 面接以外の場面でもマナーを守れない人は雇いたくないと考えるのが普通です。
せっかく手応えのある面接だったとしても、受付でのマナーを怠ってしまったばかりに選考落ちしてしまう可能性があるのです…。
どうせ見られていないだろうと考えて行動していると、社会人になってからも痛い目を見るので今のうちに考え方を改めましょう。 でないと、チャンスが逃げちゃいますよ!
面接官が受付に様子を確認しに来ることも
例えば、面接官が2人いる就活生のどちらか1人を次の選考に進ませたいと考えているとします。
面接官が「面接での評価だけでは決められない…」と考えたとき、受付の人に会社に訪れたときの様子を確認する可能性もあるんです。
そうなったとき、受付でのマナーがより良い方を次の選考に進ませるなんてことも起こるんですよ! ほんの少しの差で選考を落とされてしまったらかなり悔しいですよね。
不測の事態のために、常に完璧な対応をするように心がけておけば、しなくてもいい後悔を減らすことができますよ!
受付に行くベストな時間
受付に行く時間にもマナーがあるのは知っていますか? 実は早すぎてもギリギリすぎても企業に迷惑がかかってしまうんです。
どれくらいのタイミングで受付を済ませるのがベストなのか確認してみましょう!
10分以上前:建物到着
面接がある建物には10分以上前には到着しておくようにしましょう。 10分〜15分の間に着くのがベストです! それ以上早くついてしまった場合は、近くのカフェで時間を潰したり、身だしなみを整える時間に使いましょう。
これより遅いとギリギリになってしまうので注意が必要です。
10分前:受付
面接が始まる丁度10分前くらいに受付を済ませましょう。 ただ、面接会場が建物の10階にあるなど、遠い場所に会場があることが事前にわかっている場合、2、3分早く受付するのもアリです。
反対に建物が小さく、面接会場が受付から近い場合は10分より2、3分遅く受付をしても問題ありません。
5分前:控室or面接室到着
面接が始まる5分前には控室に到着しておきましょう。 控室がない場合、そのまま面接室に通されることもあります。
この時間であれば遅すぎることも早すぎることもないため、部屋に着いたら面接に向けてマインドを整えましょう!
受付でのマナー
受付でのマナーにはどのようなものがあるのでしょうか? 受付をした後に焦ることのないよう、事前に確認しておきましょう!
身だしなみをチェックする
建物に入る前に、身だしなみは大丈夫か確認しましょう。 チェック項目はこちらです↓ 家を出る前に髪型を整えたのに、雨や強風で崩れてしまった…ということもあると思います。 すぐに直せるようにくしや鏡、ワックスを携帯しておくと便利ですよ!
スーツのホコリはエチケットブラシを携帯しておくと、気付いたときにサッと取れるのでオススメです!
コートを着たまま建物に入るのはマナー違反なので、建物に入る前にコートを脱ぎ、コートの裏側を見せるように畳み、片方の腕にかけて入りましょう。特に北海道の冬はかなり寒いので、外でコートを脱ぐのは地獄ですが、ここは我慢ですね…!
ブラウスはスーツからよくはみ出がちですよね…。 私はスカートよりもパンツ派なのですが、少し屈んだだけで背中からはみ出てくるので、こまめに確認しています…。 ストッキングは伝線してしまったとき用に予備を持っておきましょう!
スマホの電源を落とす
建物に入る前にスマホの電源は落とすようにしましょう。 電源を切ったらスーツのポケットではなくカバンにしまってください!
「面接までに切っておけば問題ないんじゃ?」と思うかもしれませんが、たとえ電源を落とすためにスマホを出しただけだとしても、社員の人が見たら「面接直前でもスマホをいじる人」のように見られてしまいます。
建物に入る前に切っておけば、面接本番で切り忘れたということも起きないので安心ですよ!
有人・無人受付での挨拶例
受付に着いてからあたふたしないよう、事前に決まり文句やシーン別の対処法を頭に入れておきましょう。
有人・無人受付で共通すること
受付では自分の名前・約束の時間・目的・取り次いでもらいたい相手を伝えましょう。 情報を簡潔に伝えないと、受付の人に用件がうまく伝わらないことがあり、取り次ぎに時間がかかってしまう可能性があります。
また、受付での出だしに発する言葉をどうすれば良いか悩む人も多いので、出だしで使える言葉をご紹介します! ・失礼します ・恐れ入ります 主にこの2つが出だしで使える言葉です。 学生がよく初めに発してしまいがちの「すみません」という言葉もありますが、就活の場面ではNGです!
お店の店員さんに話しかけるときは「すみません」と声をかけても問題ないのですが、就活ではこのように話しかけてしまうと軽い印象を持たれてしまいます。
また、「おはようございます」や「こんにちは」のような一般的に使われる挨拶の言葉も就活ではあまり使わない方が無難です。
「おはようございます」や「こんにちは」は人によって使う時間が異なるため、より確実な「失礼します」か「恐れ入ります」を使うようにしましょう!
有人受付の場合
受付に人がいる場合、次のように伝えましょう。
お忙しいところ失礼します。私(わたくし)、〇〇大学のキャリ・ティブ子と申します。本日15時から面接のお約束をいただいております。恐れ入りますが採用担当の〇〇様にお取り次ぎいただけますでしょうか? |
このとき、しっかり目を見て話すように心がけてください!
無人:内線の場合
受付が無人で、内線電話が置かれている場合、内線電話を使って採用担当者を呼び出してください。 担当部署の番号が記載されていればそちらに電話をかけましょう!
また、会社によっては受話器を取るだけでつながるタイプもあるそうです。 担当部署に直接かけられるのであれば、次のように伝えましょう。
お忙しいところ失礼します。私(わたくし)、〇〇大学のキャリ・ティブ子と申します。本日15時からの面接に参りました。 |
電話だと声が聞き取りづらくなるため、いつもよりゆっくりはっきり、丁寧に話すように心がけましょう!
無人:インターホンの場合
受付が無人で、インターホンが設置されている会社もあります。 このような場合は、内線のときと同じように伝えてみましょう。
ただ、インターホンと一緒にカメラを設置している可能性があるので、誰もいないからといってウロウロしたり、変顔しているとみられているかもしれません…。
担当者が来るまでの時間は身だしなみを整えて、大人しく立って待っておいた方が良いですよ!
受付でこれはダメ!NG行動
ここまで受付でのマナーについてお話ししましたが、反対にやったら絶対ダメ!なNG行動もあります。 1つずつ確認していきましょう。
ギリギリor遅刻する
受付にギリギリ、または面接に遅刻してくるのは大問題ですね。 ギリギリに来て、取り次ぎを急かすような態度を取ればもう印象は最悪です。
万が一、止むを得ない事情で遅刻しそうな場合、次のような連絡を採用担当者に入れましょう。
「お忙しいところ失礼致します。私、本日15時より面接の約束をいただいております、キャリ・ティブ子と申します。現在そちらに向かっておりますが、電車の遅延によりお約束のお時間より20分ほど遅れてしまいそうです。お忙しい中恐れ入りますが、面接のお時間を調整していただくことは可能でしょうか。」 |
このとき、自分の名前・面接時刻・遅刻しそうな時間・遅刻理由・謝罪の言葉を必ず伝えましょう。
イヤホンを外しながら入る
こんな人はいないと信じたいですが、イヤホンを外しながら受付に行くのは大変失礼です。 心を落ち着かせるために音楽を聞くのは構いませんが、そのまま建物に入っては「感じ悪いなぁ」と思われてしまいます。
遅くても建物に入る前にイヤホンを外し、カバンの中にしまいましょう。
名乗らない
受付で名前を名乗らないのも無愛想な印象を受けるのでやめましょう。 また、「緊張で名乗り忘れた!」ということがないよう、受付の前に一度頭の中で伝えるフレーズを唱えてみると良いですよ!
自分から話しかけない
建物に入るまでは良かったのに、そこからどうして良いかわからなくなってしまう人がやりがちです。
話しかけてほしいオーラを出されても、正直受付の人は面倒に思うでしょう…。 ナンパされ待ちの人に良い印象を持つ人はいないと思うので、それと同じですよ!
受付マナーを完璧にしよう!
受付で気を抜いても面接に影響しなかった、という人もいるかもしれませんが、しっかりとマナーを守れば、万が一のとき後悔することはありません。
また、受付のマナーを知らずに行ってしまい、「間違ったマナーだったらどうしよう…」と考えたら面接に集中できなくなってしまいます。
自信を持って面接に臨むためにも、受付のマナーは完璧にしておきましょう!