内定をもらって時間が経ってから「内定 取り消し」のお知らせが届いた…内定が一つだけだった時に「どうしたらいいんだろう…」となると思います。

内定を取り消すことは法律的に可能なことなの?内定の取消はそのまま受け取らないといけないの?などなど多くの疑問があると思われます。では、実際に企業から内定の取り消しの連絡がきた場合はどう対応するのが正しいのでしょうか。

内定の取消の増加

新型コロナウイルスの影響で内定を取消された学生が増えてきています。正社員採用の予定がアルバイトに変更されたり、入社式の一日前に連絡がいきなりきたというケースなどがあります。

全国で新型コロナウイルスの影響による内定の取消(6月12日現在)について90人近くに上っています。高校生も含めると100人を超えています。

就職活動を頑張って内定を得ることができたのにも関わらず、一瞬で白紙になるのは…。新型コロナウイルスのことは誰も予想できていなかったので、仕方ないと思いますが…。 すぐに切り替えて別の企業を探そう!とは思えないですよね…。

企業によっては内定の取消の理由をきちんと説明しない、対応が遅い、理由を聞いてもあいまいにされるなど、「内定の取消」を軽いものとして扱っている企業があります。 近年、売り手市場と呼ばれていました。就活生はいくつかの企業から内定をもらうことが多くありました。

今年度もその傾向は続いており、過去最高の内定率でした。 しかし、今年の3月頃から「内定の取消をされた」という学生の声が届くようになりました。

もし内定取消の通知が来た場合、学生はどう対応していけばいいのでしょうか?

内定の取消はできる?

内定の取消は企業の経営状態が悪化した場合や内定者が何か問題を起こすなどの事態が発生しない限り、「一方的に内定の取消を行うことは原則としてできない」です。

しかし、内定の取消は実際に企業側は行うことはできます。しかしそれは以下のような理由がある場合のみです。

1.採用内定者が学校を卒業できなかった場合 これは留年などで学校を卒業することができなくなる場合などがあります。4月から働く予定だったのにも関わらず、学校にまだ在籍することになると働けないので、その年の内定は取消になることがあります。 この理由は、内定取消の中で一番多いそうです。

2.採用内定者が重大な虚偽の申告をしていた場合 例えば、弁護士の資格を持っているということで採用したにもかかわらず、その弁護士 資格を持っていなかったとしたら…。

業務に支障が出てしまいます。そのため、企業にとって重大な虚偽となれば内定を取り消すことは可能になります。

3.採用内定者が罪を犯した場合 例えば、罪を犯したことによって4月から働くこともできなく、裁判などで社会への復帰がわからない学生を雇うということは企業にとっても、不利益になってしまいます。

そのため、罪を犯した場合に内定を取り消すことは可能です。

4.採用内定者が病気により働くことができなくなった場合 例えば、肉体労働の場合などでは体の健康が必要になってきます。内定者の病気がいつ治るのか検討がつかない場合には内定を取り消すことが可能になります。

5.経営が困難になり、整理解雇が必要になった場合 この理由が学生側の落ち度ではない、企業側の問題による内定取消になります。残念ながら企業の経営が困難になったことは学生にとってはわからない問題です。

3月頃からは、この理由を利用して正当な理由を説明せず「内定の取消」を行っている企業が増えているのです。 理由を説明してほしい!と思う人もいると思います!

では「整理解雇」とはどのようなものなのでしょうか。

整理解雇とは?

整理解雇には4つの要素があります。それは「人員削減の必要性」「人員削減をしないための努力義務の履行」「被解雇者選定の妥当性」「手続の妥当性」です。

整理解雇をするにためにはこの4つのような確認事項が必要になってきます。 ちょっと難しそうな言葉が多いですね…!1つずつ内容を確認していきましょう!

「人員削減の必要性」について。企業は内定の取消をしなければならないほど業績が悪化しているのか。

「人員削減をしないための努力義務の履行」について。企業は内定の取消をしないための努力をしたのか。

「被解雇者選定の妥当性」について。仮に内定を取消された人とされなかった人がいる場合に、その人がなぜ内定の取消の対象になったのか。

「手続きの妥当性」について。企業側からきちんとした説明や話し合いを経ての内定の取消であったのか。

企業はこの4つの要素が含まれた説明をしなければなりません。しかし、この4つの要素を含めた説明をきちんと行っておらず、ただ文面だけで内定の取消を連絡しているという現状があります。

また、日本は新卒一括採用の方法で就職活動を行います。そのため、就職活動の期間が過ぎると他の企業に就職をすることは難しくなります。

なので、働き始める4月の前のギリギリでの内定の取消の連絡は、学生にとってすごく不利益を被ることになります。 では、内定取消の連絡が来たけど理由の説明が不十分だった場合、どう対応していけばいいのでしょうか?

内定の取消の連絡がきたら?

まず、企業に話し合いの場を設けてもうらえるように連絡しましょう。企業がきちんとした対応をしてくれない場合には労働相談センターなどに相談してみましょう。

センターへ行くことに抵抗がある人はまず、大学のキャリアに関する窓口へ相談にいくことも良いと思われます!

それでも企業から納得のいく対応が得られない場合には、「法的手続き」を行っていくことになります。

企業に対して「労働契約上の地位」の確認を求める訴訟になります。 一人ではなかなか難しいとは思いますが、周りの家族や知り合いの大人に頼って良い方向へ解決していきましょう!

まとめ

内定の取消がきたら、まずその企業に連絡をしていきましょう!そして、説明や対応に誠意がなかった場合には労働相談センターなどに相談し、問題の解決を目指していきましょう!