
北海道の私大文系。経営学部所属。北海道生まれの北海道育ちで、就職も道内で検討中。バドミントン、YouTube、ドライブが最近の趣味。現在はライティングやプログラミングを勉強してスキルアップに力を入れています!就活生が知りたくなるような、就活で学んだことや気付きを記事で発信していきます!
就活生の皆さん、こんにちは! 面接の質問対策をするときに結構悩むのが自己PR、という人は意外と多いのではないでしょうか。
自己PRは面接の質問の中でもかなり重要な部分を占めているので、自己PRによって面接結果が大きく左右することも少なくありません。
そこで、より効果的な自己PRをするために知っておくと便利なポイントや伝え方、自己PRの例文をまとめてみました! ポイントを押さえて他の就活生と差をつけちゃいましょう!
目次
面接官が自己PRを質問する理由

面接官はなぜ就活生に自己PRを聞いてくるのでしょうか。 面接官が自己PRを通してどのようなところに注目しているのかを確認していきましょう!
入社後に活躍してくれるか知りたいから
面接官が自己PRを通して知りたいことは「入社後に活躍してくれるのか」ということです。
つまり、あなたが持っている強みや長所が入社後にどのように発揮されるのかを面接官は知りたいと考えています。
人柄が社風に合っているか知りたいから
「あなたの人柄が社風に合っているのか」ということも、面接官は自己PRを通して知りたいと考えています。
どんなに経歴やスキルがすごいものでも、会社が持っているビジョンと思想がかけ離れていたりすると、今後一緒に働くには不安が残ってしまうためです。
入社意欲を測りたいから
面接官はあなたがどれだけの熱意を持って弊社を志望しているのかという「入社意欲があるか」も自己PRを通して知りたいと考えています。
入社意欲を前面にアピールするには入社後にどのように働いていけるかのイメージを具体的に伝えると良いです。 これができれば入社後に活躍できるかのアピールにも繋がります。
自己紹介と自己PRの違いって何?

自己紹介と自己PRって響きが少しだけ似てますよね。でも話さなければならない内容は全く違うものです。
〈自己紹介で話すこと〉 自己紹介で話す内容は主に氏名・学校名・学部名・学年・専門分野・学生時代に力を入れたことなどの自分のキャラクターを表すものを話しましょう。 自己紹介をする目的は、相手に自分のことを簡単に知ってもらうためなので、深掘りして話す必要はありません。
「〇〇大学〇〇学部3年のキャリ・ティブ子です。本日は貴重な時間をいただきありがとうございます。大学では経営管理のゼミに所属し、コンティンジェンシー理論の応用について研究しています。最近では、〜に取り組み、〜を行いました。どうぞよろしくお願いいたします。」
自己紹介はこのような流れで話してみると相手も聞きやすいです。わかりやすく伝えることを心がけましょう!
〈自己PRで話すこと〉 自己PRでは主に自分自身の強みや考え方、長所を具体的なエピソードを添えて話していきましょう。
自己PRでは、自己紹介のときのように簡単に説明して終わらせるわけにはいきません。 自分の強みを示して、相手に「この人を雇えば会社にメリットがあるな」と思わせる内容を盛り込む必要があります。 そのためには企業が求める人物像は何かを調べ、それに合わせた自己PRをできるようになりましょう!
このように、自己紹介と自己PRとでは話す内容が大きく違います。 面接では自己紹介と自己PRの両方を聞かれることが多くあるのですが、このときに注意してほしいことが1つあります。
それは、自己紹介で話したものと同じ内容を話さないようにすることです。 同じ内容を繰り返し話すと、面接官が途中で聞き飽きてしまい、あなたへの興味がなくなってしまいます。 自己PRを考える時点で自己紹介と内容が被らないように意識して作ってくださいね。
面接で成功する自己PR内容の選び方

ここまで、自己PRでは自分の強みや長所を話せば良いとお話ししましたが、ただ闇雲に自分の強みや長所を述べればよい、というわけではありません!
なぜかというと、企業ごとに求める人物像が違うからです。 例えば、営業職で募集をかけてたのに、応募してきた人がPCスキルばかりを強調してきたら困りますよね。
そのため、企業が求める人物像通りに自己PRをするには「企業研究」をすることが必要となってきます。企業研究とは、その企業のことを知る、調べる行為です。企業のHPや合同説明会、OB・OG訪問にいくことで、企業が求める人物像が見えてきますよ!
今の時期は新型コロナウイルスの影響で企業研究に苦戦している方が多いと思いますが、WEB上でも説明会が開催されているのでそちらで情報を集めることができればOKです!
もし、合同説明会で「弊社の社員は皆、積極性を持って仕事に励んでいます」のように話していたなら、その企業は募集する新卒に対しても「積極性」を求めていると言えます。 そうとわかれば、「積極性」を軸に自分の強みや長所を話すと◎です!
このように、企業研究で得た情報をもとに自己PRの内容を作っていきましょう!
面接で成功する自己PRの構成ポイント

自己PRでどのような内容を話せばいいのか分かったと思いますが、これだけだとまだ不十分です。
自己PRにおいてもう1つ重要なのが、自己PRをどのように話せば100%相手に伝わるのか、ということです!どのように自己PRを話せばいいのか、これからご紹介します!
まずは結論から話そう!
最初のポイントとして、まずは結論から話し始めることです。 結論とは、ここでは自分の強みや長所が何であるかを話せばOKです! 「私の強みは〇〇です。」のように簡潔に述べてください!
結論の根拠を話そう!
結論をビシッと述べたら、その結論の根拠となるエピソードを具体的に話しましょう。 例えば、「ヒアリング力」が強みなら、
「大学祭の準備で仲間と1つの巨大なモザイクアートを制作しました。最初は皆考えているビジョンが一致せず、制作が進行しない時期がありましたが、持ち前のヒアリング力を生かし、皆の意見を一人一人聞き、各々のこだわりを作品に落とし込みました。結果、ハイクオリティの大作が完成し、アート部門で最優秀賞を獲得することができました。」
このように、数値や賞与などの目に見える実績を成果として話すことができると説得力が増しますよ!
将来どうなりたいのかを話そう!
結論→根拠と話したなら、最後にその強みや長所を入社後にどう活かすのかを話しましょう。上の例文に続き、「ヒアリング力」が強みなら、
「御社に入社した暁には、お客様の要望を親身に聞き、お客様に最も満足していただける契約プランを提供し、結果御社の利益に貢献したいと考えています。」
入社後どうなりたいかを自分を雇うメリットが伝わるように話すと◎です!
アピールポイントを絞ろう!
企業が求める人物像に自分の特徴がいくつか当てはまったとしても、それを全部話す必要はありません。
たくさん話そうとすると、どうしても回答が長くなり過ぎて聞いている側は「いつ終わるのかな…」とだんだん退屈になってきてしまいます。
アピールすることは、自分が1番自信を持って言える強み・長所にすることをオススメします!
面接で有利になれる!?自己PR例文

企業が求める人物像はそれぞれ違い、同じ企業であっても募集職種によっては求める人物像は少し変わってきます。そこで、多くの会社から募集がかけられている「営業職」に焦点を当てて例文を作ってみました!
自分の希望職種が営業職という方は是非参考にしてみてくださいね。 〈例文1 アピールポイント:忍耐力〉
私の強みは忍耐力です。
私はバドミントンサークルに所属しており、年に3回サークル対抗戦がありました。 男性よりも私は力がなく、決定打が打ち込めず相手に返されてしまい、試合に負けてしまうことが課題でした。 そこで力で勝つことは難しいと考え、体力勝負に持ち込んで勝つ戦略を立てました。 力強い球が打たれても相手に返せるレシーブ力と、長時間のラリーにも耐えられる体力を重点的に鍛えました。 結果、サークル対抗戦では前回負けた相手とファイナルゲームまでもつれ込み、持ち前の忍耐力を生かして相手を倒し、準優勝することができました。 御社ではこの忍耐力を生かし、お客様と粘り強い交渉をすることで、御社を業界内お客様契約率NO.1の会社にしたいと考えております。 |
〈例文2 アピールポイント:課題解決力〉
私の強みは課題解決力です。
私は某食品メーカーの長期インターンに参加した経験があります。 そこでは珍しいウサギ肉を商用ではなく、一般顧客向けに販売していたのですが、あまり売れ行きが良くないという課題を抱えていました。 試食を行ったり、目に入りやすい場所に置いてもらったりしましたがあまり成果が出なかったため、なぜウサギ肉を買わないのか実際に主婦の方に聞き込み調査を行いました。 すると「調理方法がわからない」という意見が多く占めていることに気づき、パッケージに調理例の写真とレシピを載せました。 結果、売り上げは平均月売上を18%上回り、先月比では2割売上を伸ばすことに成功しました。 御社ではクライアントが抱えている問題を解決し、より多くの御社の製品を世に広めたいと考えております。 |
自己PRで時間を指定されたら

自己PRは時間指定がない場合は大体1分で話すことができればOKです。
しかし、自己PRを質問されたときに面接官から「3分で話してください。」のように時間を指定される場合があります。 その場で突然言われても「いつもより長く話さなきゃ…」と少し焦ってしまいますよね。 私もいきなり時間指定されてその時間通り話して、なんて言われたらおそらく話せないと思います…。
こうならないために、事前に時間指定されたときの対策をしておけば焦ることなく自己PRを突破できます!
人は1分間に約300字くらい話すことができるのですが、個人差があるのであらかじめストップウォッチを使って測ってみましょう。 1分あれば自己PRは十分できるのですが、1分よりも長い時間を指定されたときのために、自己PRをもう1つ作っておきましょう!
話す時間を2分に指定されたら、2つの自己PRを1分ずつ話すとちょうど2分で話すことができます。 3分であれば、2つの自己PRを1分半ずつゆっくり話すイメージを持つと3分近く話すことができます。
目次5の例文がそれぞれ300字程度で作られているので、どのくらいのスピードで話せばよいかの練習にも使ってみてくださいね!
まとめ

自己PRは自分を売り込むチャンスです! 自分には自己PRで話せるような経験がない…という人も大学で3、4年間過ごしてきたならきっと話せる内容はあります。
反対に、どんな凄い経験をした人でも伝え方次第では低評価につながることもあるので、聞き手のことを思いやって自己PRを作ってみてくださいね。